AIの種類と料金の全体像|何ができて、いくらかかるのか【2026年9月版】

AI

「AI」はひとつの製品ではない — 種類が違えば、できることも値段も別物です

ひとことで言うと: 生成AIは対話型・AI検索・画像・動画・音声・文字起こし・翻訳・コード支援・エージェントの9種類に分けると全体が見通せます。個人が実際に払うのは月0円から3,000円前後で、この帯に ChatGPT Plus(3,000円)・Google AI Pro(2,900円)・Claude Pro(月20ドル)が並び、文章・調査・画像・動画・コードまでひととおりできます。高いのは動画、次いで画像、いちばん安いのが文章です。ただし2026年だけでも各社が値下げ・プラン再編を繰り返し、OpenAIの動画生成「Sora」は4月にサービスを終了しました。まず1つ契約して、足りない部分だけ足すのが確実です。

「AIを使ってみようかな」と思ったとき、多くの方が最初につまずくのがそもそも何を選べばいいのか分からないという点ではないでしょうか。ChatGPT、Claude、Gemini、Midjourney、Notta、DeepL、GitHub Copilot——名前は目にするけれど、それぞれが何をするもので、どれが自分に必要なのかが見えにくい。

理由ははっきりしています。「AI」という言葉が指す範囲が広すぎるからです。文章を書くAIと、画像を描くAIと、会議を文字起こしするAIは、内部の仕組みも、得意なことも、料金の桁も違います。同じ「AI」でひとくくりにして比べようとすると、どうしても混乱します。

そこでこの記事では、生成AIを9つの種類に分けて整理しました。種類ごとに「何ができるのか」「何が得意で何が苦手か」「代表的なサービスはいくらか」を、2026年9月時点で各社が公表している価格をもとにまとめています。


まず結論 — 押さえておきたい5つのポイント

  • AIは「万能チャット型」と「用途特化型」の2階建て — まず万能チャットを1つ契約し、足りない部分だけ特化ツールを足すのが失敗しにくい順番です
  • 個人の入り口は月0〜3,000円 — この価格帯で、文章・要約・調べもの・画像生成・簡単なコード書きまでひととおりできます
  • 高いのは動画、次いで画像、いちばん安いのは文章 — 生成にかかる計算量の差がそのまま価格差になっています
  • 「月額サブスク」と「API従量課金」はまったく別の買い方 — 個人はサブスク、システムに組み込むならAPI。混同すると予算を見誤ります
  • サービスは消えることがあります — 実際、OpenAIの動画生成「Sora」は2026年4月26日にアプリが停止しました。乗り換え可能な状態を保っておくのが安全です

AIの全体地図 — 「基盤モデル」と「用途特化ツール」の2階建て

種類の話に入る前に、全体の構造を押さえておくと理解が早くなります。生成AIはおおまかに2階建てになっています。

1階は「基盤モデル」。膨大なデータで学習された、AIの本体にあたる部分です。文章を扱うLLM(大規模言語モデル)、画像を扱う拡散モデルなどがここに入ります。作れるのは巨大IT企業だけで、数としては多くありません。

2階は「アプリ・ツール」。基盤モデルを使いやすく包んだ製品です。私たちが実際に触るのはこちらで、種類も価格もここで分かれます。

そのうえで、2階のツールは万能型と特化型に分かれます。ChatGPTやGeminiのような万能型は「何でも屋」で、文章も画像も検索も一通りこなします。一方、Nottaのような文字起こし専用、DeepLのような翻訳専用は、その一点に振り切って精度と使い勝手を上げています。

種類 何をするAIか 代表サービス 個人の目安(月額)
① 対話型AI(万能) 文章作成・要約・相談・企画・翻訳まで何でも ChatGPT/Claude/Gemini/Copilot 0〜3,000円
② AI検索・リサーチ 出典つきで調べて要点をまとめる Perplexity/各社Deep Research/NotebookLM 0〜3,000円
③ 画像生成 文章から画像を作る・加工する Midjourney/Adobe Firefly/各チャットの内蔵機能 0〜4,500円
④ 動画生成 文章や静止画から数秒〜十数秒の動画を作る Runway/Google Veo/Kling ほか 1,500〜12,000円
⑤ 音声・音楽 読み上げ音声・ナレーション・楽曲を作る ElevenLabs/Suno 1,500〜3,000円
⑥ 文字起こし・議事録 録音や会議を文字にして要約する Notta ほか国内サービス多数 0〜2,000円
⑦ 翻訳 文書・PDFをまるごと訳す DeepL 0〜1,400円
⑧ コーディング支援 コードを書く・直す・レビューする GitHub Copilot/Cursor/Claude Code 0〜6,000円
⑨ AIエージェント 指示を受けて複数の作業を自分で進める 各社の上位プラン機能 3,000円〜(上位プラン)

AIの全体地図。対話型AI・AI検索・画像生成・動画生成・音声音楽・文字起こし・翻訳・コード支援・エージェントの9種類

以下、ひとつずつ見ていきます。


① 対話型AI(万能チャット)— まずここから

いわゆる「AIに聞く」の中心です。文章を書く、長い資料を要約する、企画のたたき台を出す、メールの下書きを作る、調べものをする、翻訳する——テキストにかかわる仕事のほとんどをここで済ませられます。近年は画像の読み取り、ファイルの解析、Web検索、簡単なコード実行まで同じ画面の中に入っています。

得意なこと

  • ゼロから文章のたたき台を作る、既にある文章を整える
  • 大量の文書を読んで要点を抜き出す
  • 「こういう場合どう考えるべき?」といった相談・壁打ち
  • 専門外の分野の概要をつかむ

苦手なこと

  • 事実の正確さ。もっともらしい嘘(ハルシネーション)を書くことがあり、数字・固有名詞・法令は必ず裏取りが要ります
  • 最新の出来事。学習データには締め切りがあり、検索機能を使わないと古い情報のまま答えます
  • 「あなたの会社の事情」。社内文書を渡さない限り、当然ながら知りません

料金

サービス 無料版 個人の有料プラン 特徴
ChatGPT あり Go 1,400円 / Plus 3,000円 / Pro 16,800円・30,000円 2026年1月末から日本は円建て・税込表示。Goは広告表示ありの入門プラン
Claude あり Pro 月20ドル(年払いなら月17ドル)/ Max 月100ドル・200ドル 長文の読解と文章の質に定評。Proからコード支援機能一式が付きます
Gemini(Google) あり AI Plus 725円 / AI Pro 2,900円 / AI Ultra 14,500円〜 GmailやドキュメントなどGoogleサービスと一体。AI Plusは2026年6月に値下げ
Copilot(Microsoft) あり Microsoft 365 Personal 2,130円 / Premium 3,200円 WordやExcelの中で直接使えるのが最大の利点

(2026年9月時点。ドル建ての金額は1ドル=約150円で換算するとPro相当が月3,000円前後です。海外ドル建てのサービスは、為替と消費税の分だけ請求額が上振れします)

対話型AIの料金。ChatGPT Go 1,400円・Plus 3,000円、Claude Pro 月20ドル、Gemini AI Plus 725円・AI Pro 2,900円、Microsoft 365 Personal 2,130円

迷ったときの目安を挙げておきます。すでにGoogle中心で仕事をしているならGemini、WordとExcelが主戦場ならMicrosoft 365、長文の読み書きが多いならClaude、いちばん情報が多く困ったとき調べやすいのはChatGPT。無料版がどれもありますので、2〜3個試してから決めるのがいちばん確実です。


② AI検索・リサーチ — 出典つきで調べる

通常のチャットAIとの違いは、答えに出典(引用元URL)が付くことです。Webを実際に検索し、拾ってきた記事を根拠として示しながら要約します。「この数字はどこから来たのか」を確認できるので、業務での調べものと相性が良い種類です。

近年は各社が「Deep Research」と呼ばれる機能を持っており、十数分かけて多数の情報源を読み込み、レポート形式でまとめてくれます。また Google の NotebookLM のように、自分が指定した資料だけを情報源にするタイプもあります。社内資料を読み込ませて質問する使い方なら、こちらのほうが嘘が混ざりにくくなります。

得意なこと:最新情報の調査、複数ソースの突き合わせ、出典の提示
苦手なこと:情報源そのものが間違っていた場合の判別。検索で拾えない一次情報

料金

  • Perplexity:無料版あり/Pro 月20ドル(年額200ドル)。※ソフトバンクの対象条件を満たすと、月2,950円相当のProが6ヶ月0円になる特典があります
  • 各社のDeep Research:ChatGPT・Claude・Gemini の有料プランに回数枠として含まれます(別料金ではありません)
  • NotebookLM:無料枠あり。Google AIプランで利用枠が拡張されます

③ 画像生成AI — 品質はほぼ横並び、差は使い勝手と権利

文章(プロンプト)で指示して画像を作る種類です。イラスト、写真風のビジュアル、ロゴ案、ブログのアイキャッチなどに使われます。既存画像の一部だけ描き替える、背景を伸ばす、被写体を消すといった加工も守備範囲です。

得意なこと

  • 雰囲気やイメージを伝えるビジュアル、抽象的な絵
  • 「あと1枚アイキャッチが欲しい」といった量産
  • 写真素材を探す時間の短縮

苦手なこと

  • 正確さが要る図。指定どおりの文字入れ、正しい図解、実在の建物や商品の再現は今も不得意です
  • 同じキャラクター・同じ人物を何枚も一貫して出すこと(機能で補えますが手間がかかります)
  • 権利関係。学習データの出どころによって商用利用の安心度が変わります

料金

サービス 料金 向いている方
チャットAI内蔵(ChatGPT・Gemini) 各有料プラン内(追加料金なし) まず試したい方。枚数が少なければこれで足ります
Midjourney Basic 月10ドル / Standard 30ドル / Pro 60ドル / Mega 120ドル(年払いで20%オフ) 絵としての質を重視する方。作品性の高さでは頭ひとつ抜けています
Adobe Firefly 単体プランは月1,500円前後から。Creative Cloud契約にも生成枠が含まれます 商用利用の安心を優先する方。Adobeが権利面の保証を用意しています
Stable Diffusion(ローカル) ソフト代0円(ただしGPU搭載PCが必要) 大量生成する方、データを外に出したくない方

④ 動画生成AI — いちばん高く、いちばん動きが速い

文章や1枚の静止画から、数秒〜十数秒の動画を作る種類です。2025年から2026年にかけて品質が急伸し、音声まで同時に生成できるものが出てきました。一方でこの分野はもっとも変動が激しく、価格改定もサービス終了も日常的に起きています。

その象徴が OpenAIの「Sora」 です。2025年9月に専用アプリまで出した注目サービスでしたが、2026年3月24日に終了が発表され、アプリとWeb版は4月26日に停止、開発者向けAPIも9月24日で停止という結末になりました。公開から半年足らずです。動画生成は計算コストが極端に重く、採算を取るのが難しいことが背景にあります。

得意なこと:SNS用の短尺映像、イメージカット、絵コンテの動画化
苦手なこと:長い尺(基本は数秒〜十数秒)、指定どおりのカメラワーク、人物の細部(手・文字・一貫性)、そして費用

料金の相場

  • 月10ドル未満の層:Kling、Seedance(月9.6ドル〜)など。試すならここから
  • 月20ドル前後の層:Runway(Gen-4.5 は月15ドル〜)、Google Veo(Google AI Pro 2,900円のプランに含まれます/Flow から使えます)
  • 月80ドル超の層:本数を多く回す制作者向け

はじめて触るなら、Google AI Pro(月2,900円)にVeoが含まれているのがコスパ面では分かりやすい入口です。チャットも検索も画像も同じ料金の中に入っています。

画像生成と動画生成の料金。Midjourney 月10ドルから、Adobe Firefly 月1,500円前後から、動画はKling・Seedance 月9.6ドルからRunway 月15ドルまで


⑤ 音声・音楽AI — ナレーションと楽曲

大きく2種類に分かれます。ひとつは音声合成(読み上げ)。原稿を渡すと自然なナレーションにしてくれるもので、動画のナレーション、電話応対、記事の音声版などに使われます。自分の声を学習させる「ボイスクローン」もこの領域です。もうひとつが音楽生成。「明るいアコースティック、ボーカル入り、2分」といった指示から、歌詞つきの楽曲まで作れます。

得意なこと:ナレーション制作の時間短縮、BGMの内製、多言語の吹き替え
苦手なこと:細かい感情表現の指定、指定どおりの構成での作曲、そして権利の扱い(他人の声や既存曲に似せる用途は明確にNGです)

料金

  • ElevenLabs(音声合成・効果音・音楽):商用利用できる最安は Creator 月11ドル。2026年5月のMusic v2公開に合わせて値下げが行われました。※クレジットは読み上げ・ボイスクローン・音楽で共有なので、音楽を大量に作ると他の機能の枠を圧迫します
  • Suno(音楽生成):無料枠あり。商用利用は有料プランで生成した楽曲が前提になるため、仕事で使うなら最初から有料に入るのが安全です

⑥ 文字起こし・議事録AI — 費用対効果がいちばん分かりやすい

会議やインタビューの録音を文字にし、要約とタスク抽出まで行う種類です。9種類のなかで、導入効果がもっとも数字で説明しやすいのがここだと思います。1時間の会議の議事録に30分かかっていたものが5分になる、という話ですから、月2,000円は簡単に元が取れます。

得意なこと:長時間録音の文字化、話者の区別、要約と決定事項の抽出、Web会議との連携
苦手なこと:専門用語・固有名詞(辞書登録で改善します)、複数人が同時に話す場面、雑音の多い環境

料金(Notta の例)

  • フリー:0円(月120分まで)
  • プレミアム:月1,980円(税込)。年間一括なら月あたり約1,185円と4割ほど安くなります
  • ビジネス:月8,280円〜(ユーザー数による課金)。チームで共有するなら
  • エンタープライズ:個別見積

国内には同種のサービスが多数あります。まず無料枠で自分の会議の音質で試すことをおすすめします。精度は録音環境で大きく変わりますので、カタログスペックより実地テストが確実です。


⑦ 翻訳AI — 専用ツールが残る理由

「対話型AIでも翻訳できるのに、なぜ専用の翻訳サービスが要るのか」とよく聞かれます。理由は3つあります。文書ファイルをレイアウトごと丸ごと訳せること、用語集を登録して訳語を統一できること、そしてデータの取り扱い方針が明確なことです。契約書や技術文書のように、体裁と用語の一貫性が問われる場面では、専用ツールが依然として強い領域です。

得意なこと:Word・PowerPoint・PDFの一括翻訳、用語統一、定型文書の高速処理
苦手なこと:文脈をまたぐ意訳、広告コピーのような「意図を汲んだ翻訳」(ここは対話型AIのほうが上手です)

料金(DeepL)

プラン 年払い(月あたり) 月払い
Free 0円(文字数制限あり) 0円(文字数制限あり)
Individual 1,150円 1,380円
Team 3,750円 4,500円
Business 7,500円 9,000円

(いずれも税込。旧称の Starter・Advanced・Ultimate が、現在の Individual・Team・Business に相当します)


⑧ コーディング支援AI — この2年でもっとも変わった分野

エディタの中でコードを補完する、指示どおりに機能を実装する、バグを直す、レビューする——プログラミングの現場は、この2年でもっとも変わった分野です。近年は「補完」を超えて、指示を出すとファイルをまたいで自分で書き換え、テストまで走らせるタイプが主流になりつつあります。

得意なこと:定型コードの生成、テストコード、他人が書いたコードの読解、慣れない言語での作業
苦手なこと:大規模で複雑な設計判断、既存システム全体の文脈把握、そして生成コードの検証(動くように見えて間違っているコードがいちばん危険です)

料金

  • GitHub Copilot:Free / Pro 月10ドル / Pro+ 月39ドル / Business 1シート月19ドル / Enterprise 1シート月39ドル。※2026年6月1日から、追加課金の仕組みが「プレミアムリクエスト制」からAI Credits制に変わりました
  • Cursor:Pro 月20ドル〜。エディタ自体がAI前提の設計
  • Claude Code:Claude の Pro(月20ドル)以上に含まれます。チャット料金の中でコード支援まで賄える形です

GitHub中心でレビューやプルリクエストの作業が多い方はCopilot、補完の速さとエディタの体験を優先する方はCursor、というのが一般的な使い分けです。

文字起こし・翻訳・コード支援の料金。Notta 月1,980円、DeepL Individual 月1,150円、GitHub Copilot Pro 月10ドル


⑨ AIエージェント — 「答える」から「やる」へ

ここまでの8種類が「質問に答える」ものだとすると、エージェントは指示を受けて複数の手順を自分で進める種類です。Webを調べ、ファイルを作り、表計算を更新し、必要なら別のツールを呼ぶ、といった一連の作業をまとめて任せます。2026年に各社が力を入れているのがこの領域です。

得意なこと:手順が決まっている定型作業、調査からレポート作成までの一気通貫、複数ツールをまたぐ処理
苦手なこと:途中で判断を誤ったときの自己修正。人が見ていないところで長く走らせるほどリスクが上がります。また、外部サービスへの操作を任せる場合は権限設計が必須です

料金:多くは各社の上位プランの機能として提供されます(ChatGPT Plus以上、Claude Pro以上、Google AI Pro以上など)。業務システムに本格的に組み込む場合は、次に説明するAPI従量課金になります。


料金の考え方 — サブスクと従量課金は別の買い方です

ここが混乱しやすいところなので、分けて説明します。AIの買い方には2種類あります。

ひとつは月額サブスク。ChatGPT Plus 3,000円のように、定額で使い放題(正確には上限つき)になる形です。個人や少人数の利用は、ほぼこれ一択と考えて構いません。

もうひとつがAPIの従量課金。自社のシステムやアプリにAIを組み込むときの買い方で、やりとりした文字量(トークン)に応じて課金されます。単価は「100万トークンあたり◯ドル」という表示で、参考までにClaudeの場合は次のようになっています。

モデルの位置づけ 入力 100万トークン 出力 100万トークン 主な用途
上位モデル(Opus系) 5ドル 25ドル 難しい判断・長文の読解
標準モデル(Sonnet系) 2ドル 10ドル 大量処理の主力
軽量モデル(Haiku系) 1ドル 5ドル 分類・抽出など単純作業

トークンの目安は、日本語ならおおむね1文字前後です。つまり100万トークンで原稿用紙2,500枚ほど。一般的な問い合わせ対応1件なら数円以下、という感覚になります。安く見えますが、件数が増えれば当然その分だけ増えますし、逆に「まとめて夜間に処理する」「同じ前提文を使い回す」といった工夫で大きく下げられる余地もあります。

判断の目安はシンプルです。自分ひとり、または数人で使うだけならサブスク。プログラムから自動で呼び出すならAPI。この2つを混同したまま予算を立てると、必ずどちらかで見誤ります。


予算別の選び方 — いくらから何ができるか

予算 できること おすすめの組み合わせ
月0円 文章作成・要約・相談・簡単な画像生成・月120分の文字起こしまで。まず全体像をつかむには十分 チャットAIの無料版を2〜3種類+Nottaの無料枠
月1,000〜1,500円 回数制限のストレスがかなり減ります。画像生成や動画生成も入門レベルで Google AI Plus 725円/ChatGPT Go 1,400円/DeepL Individual 1,150円 のいずれか
月3,000円前後 いちばん費用対効果が高い帯。上位モデル、Deep Research、画像・動画生成、コード支援まで大半が使えます ChatGPT Plus 3,000円/Google AI Pro 2,900円/Claude Pro 月20ドル のいずれか1つ
月5,000〜8,000円 万能チャット1つ+専用ツール1〜2つ。仕事で毎日使う方の現実的な着地点 チャット3,000円+文字起こし1,980円+翻訳1,150円 など
月1万円超 使用量の上限が大幅に上がります。業務で1日中回す方以外は不要 Claude Max/ChatGPT Pro/Google AI Ultra

予算別の選び方。月0円・月1,000〜1,500円・月3,000円前後・月5,000〜8,000円・月1万円超の5段階

強くおすすめしたい順番があります。まず万能チャットを1つだけ、月3,000円前後で契約してください。そこで2週間使ってみて、「文字起こしが足りない」「翻訳の体裁が崩れる」と実感してから、専用ツールを足す。最初から4つも5つも契約すると、使わないサブスクが残るだけです。


使う前に知っておきたい4つの注意点

1. 価格は驚くほど動きます

2026年だけでも、OpenAIが円建て価格へ移行してProプランを再編し、GoogleがAI Plusを1,200円から725円へ値下げし、Microsoftが7月に複数プランを改定し、GitHub Copilotが追加課金の方式を変え、ElevenLabsが値下げを行いました。この記事の金額も、読まれている時点では変わっている可能性があります。ご契約前に必ず公式サイトでご確認ください。

2. サービスは消えることがあります

前述のSoraの件が典型です。業務の中核をひとつのサービスに依存させない、生成物は手元にダウンロードしておく、という備えが現実的です。特に動画生成の分野は入れ替わりが激しく、いま使えるものが1年後にあるとは限りません。

3. 商用利用の条件はサービスごとに違います

「無料プランで作ったものは商用利用不可」という条件はよくあります(Sunoが典型です)。仕事で使うなら、最初から有料プランで生成するのが安全です。また、画像や音声は学習データの出どころによって権利面の安心度が変わりますので、対外的な用途では権利保証を明示しているサービスを選ぶ、という判断もあります。

4. 機密情報と、嘘の混入

入力した内容が学習に使われるかどうかは、プランと設定で変わります。顧客情報や未公開情報を入れる前に、必ず設定をご確認ください。そして繰り返しになりますが、AIはもっともらしい嘘を書きます。数字・固有名詞・法令・価格については、出力をそのまま信じず一次情報で裏を取る。これはどの種類のAIを使うときも変わらない原則です。

使う前の注意点4つ。価格は動く、サービスは消えることがある、商用利用の条件はサービスごとに違う、数字と固有名詞は必ず裏を取る


よくあるご質問

Q1. 結局、最初の1つは何を選べばいいですか?
普段使っている環境に合わせるのがいちばん失敗しません。Gmailやドキュメント中心ならGemini(Google AI Pro 2,900円)、WordとExcel中心ならMicrosoft 365(Personal 2,130円)、どちらでもなければChatGPT Plus(3,000円)かClaude Pro(月20ドル)。いずれも無料版がありますので、まず1週間ずつ試してから決めてください。

Q2. 無料版だけで足りますか?
用途を絞れば足ります。文章の下書き、要約、調べもの程度なら無料版で十分こなせます。有料版との差は主に、使える回数の上限、使えるモデルの性能、画像・動画生成の枠、そしてファイル解析やDeep Researchといった付加機能です。「無料版で回数制限に毎日ぶつかる」と感じたときが、課金の適切なタイミングです。

Q3. 何個も契約する必要はありますか?
基本は1つで十分です。万能チャット1つで、文章・要約・調査・画像生成・簡単なコードまでカバーできます。追加が要るのは、文字起こしを頻繁に行う、文書翻訳の体裁が重要、動画を量産する、といった特定の作業が業務の中心にある場合だけです。

Q4. 高いプランにすると賢くなりますか?
「賢さ」より「量」が増えると考えるのが正確です。上位プランの主な違いは使用量の上限であり、最上位でしか使えないモデルというケースは限られます。月1万円を超えるプラン(ChatGPT Pro、Claude Max、Google AI Ultraなど)は、1日中AIを回し続ける方以外は基本的に不要です。

Q5. APIとサブスク、どちらを契約すべきですか?
人が画面から使うならサブスク、プログラムから呼び出すならAPIです。個人利用でAPIを契約する必要はまずありません。逆に、自社のシステムに組み込む、大量のデータを一括処理する、といった用途ではサブスクでは対応できず、APIが必要になります。

Q6. AIが書いたものをそのまま使って大丈夫ですか?
そのままは避けてください。理由は2つあり、ひとつは事実の誤りが混ざる可能性、もうひとつは商用利用条件や権利の確認が必要な点です。AIの出力は「よくできた下書き」と位置づけ、事実確認と最終的な判断は人が行う。これがいまのところ、どの種類のAIにも共通する使い方の原則です。


まとめ — 種類を知れば、必要なものと金額は自然に決まります

長くなりましたので、要点をもう一度整理します。

AIは9種類に分けて考えると全体像がつかめます。文章まわりを何でもこなす対話型が中心にあり、その周りに検索・画像・動画・音声・文字起こし・翻訳・コード・エージェントが並んでいる、という構造です。

そして料金は、個人なら月3,000円前後がいちばん費用対効果の高い帯。ここで大半のことができます。まず万能チャットを1つ契約し、2週間使って足りない部分だけ専用ツールを足す。この順番が、無駄な契約を増やさないいちばん確実な進め方です。

最後にもう一度だけ。価格は動き、サービスは消えることがあります。この記事は2026年9月時点の各社の公表内容をもとに整理したものですので、実際にお申し込みになる前には、必ず公式サイトで最新の料金と条件をご確認ください。


出典・参考

※本記事の料金は2026年9月6日時点で各社が公表している内容をもとに整理したものです。ドル建てのサービスは1ドル=約150円で換算しており、実際の請求額は為替レートと消費税の扱いによって変動します。AI分野は価格改定・プラン再編・サービス終了が頻繁に発生しますので、ご契約の際は必ず各社の公式サイトで最新情報をご確認ください。

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