沖縄から福岡へ車だけを無人航送 — 博多・北九州の業者・料金・運航曜日まとめ

沖縄・那覇から福岡へ車だけを無人航送 — 博多・北九州の業者・料金・運航曜日まとめ アイキャッチ 九州

沖縄から福岡へ車だけを無人航送 — 博多・北九州の業者・料金・運航曜日まとめ

沖縄・那覇から福岡へ車だけを無人航送 — 博多・北九州の業者・料金・運航曜日まとめ アイキャッチ

沖縄 → 福岡の車両輸送 — 旅客船はありません。無人航送が唯一の答えです

「那覇から福岡までフェリーに車を積んで、自分も一緒に乗って移動しよう」——そう考えていらっしゃる方は意外と多いのですが、結論から申し上げますと、この区間には旅客船が一隻もありません。 博多着でも北九州ひびき着でも、すべて100%貨物RORO専用のため、人の乗船そのものができません。

ですから実務上の答えはひとつです。「車は無人航送で3〜4日かけて送り、自分は那覇〜福岡の空路1時間45分で移動する」——これに尽きます。

福岡ルートは「受付窓口が貨物船社のため、個人は代行業者を通さないと予約できない」という構造で、情報が散らばっていて分かりにくい区間です。この記事では、取扱業者・料金・運航曜日・車内積載のルールまで、実務目線で整理しました。

この記事は「那覇 → 福岡の無人車両航送」に特化した実務ガイドです。人が同乗できる旅客フェリーはこの区間に存在しないため、扱っていません。

沖縄側・福岡側の足そのものをお探しでしたら、沖縄のレンタカーを探す で車種別の料金と条件をあわせて確認できます。


一目でわかる結論 — 業者3系統・料金・曜日のまとめ

まず「どの業者・どの曜日の組み合わせがいちばん無難か」を1枚に圧縮しました。細かい規定は以下の各節でひとつずつ解きほぐしますが、先に全体像をつかんでおくと後の内容がぐっと読みやすくなります。

項目 アイランデクス マリンカーゴ沖縄 陸送ネット・ヒューマンリレーション
着港 博多(香椎浜) 博多(香椎浜) 博多・北九州とも個別見積
軽自動車 50,000円〜(税別) 56,000円(税込) 見積
普通車 57,000円〜(税別) 64,000円(税込) 見積
車内の荷物 完全空車が必須 多量は不可(少量は要問合せ) 完全空車
支払い 出航の5営業日前 銀行振込で3営業日前 業者ごとに異なる
強み ウェブ見積・延着時の追加料金なしを明文化 税込表示、週5便の案内 大型・特殊車の対応幅が広い

「ドアツードアがいい」という方はマリンカーゴが楽ですし、「自分で埠頭まで引き取りに行くから安く済ませたい」という方はアイランデクスが有利です。大型SUV・ワゴン・改造車は陸送ネット系が見積の幅を持っています。


福岡側の着港はなぜ2か所あるのか — 博多 vs 北九州(ひびき)

福岡行きの車両輸送は、着港が2か所あります。博多港・香椎浜(かしいはま)埠頭と、北九州・ひびきコンテナターミナルです。どちらに着くかで引き取り場所とその後の移動動線がまったく変わります。

福岡側の着港2か所を比較 — 博多(香椎浜)と北九州ひびき

博多(香椎浜埠頭)は福岡市内から東へ約15kmの地点にあります。JR香椎駅から徒歩20分・タクシー5分の距離ですので、博多市内のホテルからアクセスしやすい場所です。取扱船社は 琉球海運 を中心に週5便以上の配船があり、曜日の選択肢が広いのが利点です。受付窓口は博多港運(株)の「沖縄定期航路グループ」(TEL 092-672-0600)。

北九州(ひびきコンテナターミナル)は福岡県北部の北九州市若松区にあります。博多の都心からは約60km離れていますので、到着後に九州自動車道を南下することになります。その代わり マルエーフェリー の「琉球エキスプレス2・5」と南西海運の「なんせい丸」が週3便で安定して運航しています。

一文にまとめるとこうなります。

「福岡市内で引き取りたいなら博多、九州北部から先へそのまま自走する予定なら北九州」——これが実務上の判断基準です。


個人が実際に申し込む代行業者 — 5社のご紹介

この区間の特徴は「船社が個人向けの受付窓口を持っていない」ことです。琉球海運もマルエーも貨物専用の窓口ですので、個人の乗用車の無人航送は代行業者を経由するのが事実上唯一の方法になります。私どもが確認した5社をご紹介します。

業者 取扱区間 連絡先
アイランデクス 那覇新港 → 博多 オンライン見積フォーム
マリンカーゴ沖縄 那覇 ⇔ 博多(香椎浜) 098-987-7337
陸送ネット 九州〜沖縄(博多・北九州を含む) 0120-097-002
ヒューマンリレーション 沖縄〜九州 098-869-6607
沖縄引越便(アイランデクス系) 引っ越し+車両のセット アイランデクスと同じ

取扱量ではアイランデクスとマリンカーゴが最も大きく、陸送ネットは「大型陸送のノウハウ+九州域内の戸口配送」が強みです。ヒューマンリレーションは個別委託の形ですので、細かい料金は問い合わせでの確認が必要です。

どの業者を通しても、最終的に積む船そのものは琉球海運かマルエーです。 代行業者は「受付・書類・埠頭への引き渡し」の窓口役だとご理解ください。


サイズ別の料金表 — 税込・税別を併記

車両サイズ別の料金比較 — アイランデクス(税別)とマリンカーゴ(税込)

いちばん気になる料金表を、アイランデクス・マリンカーゴの2社を基準に整理しました。アイランデクスは税別(消費税別途)、マリンカーゴは税込の表示ですので、比較の際はこの点を必ず加味してください。

車種 アイランデクス(税別) マリンカーゴ(税込)
軽自動車(3.4m未満) 50,000円〜 56,000円
普通車(3.4〜5m) 57,000円〜 64,000円
ミニバン・ワゴン(5〜6m) 個別見積 個別見積
6m以上の大型車 個別見積 貨物車5m未満:126,000円〜
バイク 50cc未満 ― 31,000円〜
バイク 750cc〜 ― 53,000円
高級外車の盗難防止保険 追加 2,500円〜 要問合せ

同じ普通車でも、アイランデクスは 57,000円+消費税5,700円=62,700円、マリンカーゴは64,000円が最終額です。実質の差は大きくありません。ウェブ割引や引っ越しセット割引が付くか、戸口までの代行運転オプションを使うかで総額が分かれます。

戸口までの代行運転(集荷・配送)オプションも参考までに整理しました。

  • アイランデクス:福岡市内の代行運転が片道 19,000〜23,000円 の表示(2021年時点)。
  • マリンカーゴ:「ドアツードア全国配送」を明記。那覇市内・福岡市内ともに集荷可能で、見積方式。
  • 陸送ネット:九州域内で「30km以内 片道15,000円〜」の一般的な参考表示。

「ホテルの前で直接受け取りたい」「自宅の駐車場まで届けてほしい」というご希望であれば代行運転オプションを追加し、「自分で埠頭まで引き取りに行く」のであれば標準料金で済ませるほうが、15〜30%ほど安く上がります。


週間の運航曜日スケジュール — この区間の核心的な実用情報

週間の運航曜日スケジュール — 那覇出航から博多・北九州到着まで

この区間の本当に実用的な情報は、「何曜日に搬入すれば何曜日に引き取れるのか」です。那覇港の公式・定期航路一覧(2025-02-01更新)をもとに整理しました。

那覇 → 博多(週5便前後、琉球海運のRORO船ローテーション)

出航(那覇) 到着(博多) 使用船舶 経由
月 金 みやらびⅡ 鹿児島経由
火 金 みやらびⅡ 直行
水 日 ちゅらしま 鹿児島経由
金 水 かりゆしⅡ 鹿児島経由
土 水 かりゆしⅡ 鹿児島経由

直行便(火 → 金)がいちばん速く約72時間(3日)、経由便は約96時間(4日)かかります。アイランデクス・マリンカーゴが表示している「所要2〜3日」ともおおむね一致します。

那覇 → 北九州ひびき(週3便)

出航(那覇) 到着(ひびき) 使用船舶
月 木(約72時間) 琉球エキスプレス2(マルエー)
火 土(約96時間) なんせい丸(南西海運)
金 翌月曜(約72時間) 琉球エキスプレス5(マルエー)

受付の流れは「出航曜日から逆算して5営業日前が支払い期限」です。たとえば火曜出航の便(博多に金曜着)を使うなら、前週の火曜午後までに支払いを済ませておく必要があります。搬入は出航曜日の当日午前が原則です。

ひとつ注意が必要なのが日曜の港の休業です。日曜出航の便は搬入が前日の土曜、引き取りは翌月曜以降にずれ込みます。


車の中に何を積んでいいのか — 業者別の規定

無人航送の車内貨物ルール — 禁止品目と必須チェックリスト

「引っ越しも兼ねてトランクに荷物を少し積んで送れないか」というお問い合わせが最も多いのですが、結論から申し上げますと、事実上「完全な空車」が標準です。 業者ごとの規定を原文のまま整理しました。

業者 車内貨物の規定(原文) 実務上の解釈
アイランデクス 「車内は空の状態」 トランク・シート下を含め一切不可
マリンカーゴ沖縄 「多量のお荷物等の積載はできませんのでご注意下さい」 「多量」という表現のため、少量は相談の余地あり
陸送ネット 「車内の私物はすべて取り出したうえで引き渡す」 完全な空車が必須
琉球海運・マルエーへの直接受付 「代行業者の規定に準じる」 代行業者の規定に従う

「少量なら余地がある」といえるのはマリンカーゴくらいですが、それも「トランクの半分まで」「後部座席に箱いくつまで」といった定量的な記載はありません。申し込みの際に写真を添えて個別に確認されるほうが安全です。

共通の禁止品目はどの業者でも同じです。

  • 危険物:燃料・ガス・引火性のもの・ライター・カセットボンベなど。マルエーは「事前申告なく運送した場合は法律違反」と明記。
  • 貴重品:現金・貴金属・有価証券・PCなど。事故時の賠償対象外です。
  • 冷蔵・冷凍品:航送に3日以上かかるため腐敗の恐れがあり、全社が受付を断っています。
  • 酒類:個人の引っ越しに伴うものでも危険物扱いになる可能性があるため、事前申告が必要です。
  • ETCカード:必ず抜いておきます(アイランデクスのチェックリストに明記)。
  • 室内灯・ドライブレコーダーの電源:バッテリー上がりを防ぐため、可能であれば電源オフに。

荷物も一緒に送りたい場合は、車両の航送と引っ越し荷物(マリンカーゴのコンテナ、アイランデクスの引っ越しサービス)を別々に並行させるのが正攻法です。


注意事項チェックリスト — 福岡ルート特有のポイント

燃料残量の注意点 — 満タン禁止の規定と福岡ルート特有の警告

燃料の残量は業者ごとに規定が異なります。逆方向(福岡→沖縄)のアイランデクスの規定は「ガソリン満タン必須」ですが、沖縄→福岡方向は統一規定の記載がなく、「1/4以下」「半分程度」など業者によってまちまちです。海上輸送の安全上「満タン禁止」としているケースが多いので、申し込みの際に必ず確認してください。

電気自動車(EV)は全社で取扱い不可です。バッテリー発火のリスクがあるためです。最低地上高が15cm未満のローダウン車やエアロパーツ装着車も、ランプを通過できないため受付を断られます。

改造車は事前申告が必須で、「特別料金(割増)」が付く場合もあります。不動車・事故車については、マリンカーゴが「不可」と明記、陸送ネットは陸送なら取り扱えるものの航送は別途問い合わせが必要です。

必要書類は次のとおりです。

  • 車検証のコピー
  • 自賠責保険証・任意保険証のコピー
  • 改造・エアロパーツの事前申告書(該当する場合)
  • 引き取り代理人の委任状・印鑑証明(本人が引き取らない場合)
  • 身分証(運転免許証)
  • 支払い完了の証明(マリンカーゴは銀行振込の控え)

台風・悪天候による欠航については、アイランデクスが「船が延着した場合、お客様に追加料金が発生することはありません」と明記しており、遅延による追加費用は業者負担です。ただし引き取りが遅れたことで発生する代替交通費は利用者の負担になりますので、台風シーズン(8〜10月)は前後1〜2週間の余裕を持って予約されるほうが安全です。


予約のリードタイム・繁忙期 — いつ申し込めばいいのか

通常のリードタイムは最低2週間前です。アイランデクスが「輸送希望日程の2週間前」と公表しており、マリンカーゴもほぼ同じ方針です。

全体の流れはこうなります。

問い合わせ → 見積 → 支払い(出航の5営業日前)→ 搬入(出航曜日の午前)→ 航送(3〜4日)→ 引き取り(到着の翌営業日以降)

とくに3月9日〜4月12日ごろは九州〜沖縄間の転入・転出の繁忙期にあたり、無人航送の受付が一時停止される時期です。 この期間に引っ越しのご予定がある方は、2月中旬までに予約を済ませておかれるとよいでしょう。

GW・お盆・年末年始は、車両の枠が引っ越し貨物より先に埋まりますので、1か月前の受付開始日に確保されることをおすすめします。


人はどう移動するのか — 那覇〜福岡の航空5社

那覇〜福岡の直行便5社 — JAL・ANA・ソラシド・スカイマーク・ピーチの運賃比較

旅客船がありませんので、ご自身の移動は必ず航空便になります。那覇〜福岡の直行便はJAL・ANA・ソラシドエア・スカイマーク・ピーチ(LCC)の5社が運航しており、所要は約1時間45分です。

運賃の目安(2026年6月〜2027年5月の参考。ソラハピのカレンダー・エアトリ による)は次のとおりです。

  • 最安:ピーチ便 5,567円(2026年6月)
  • ANA最安:11,829円(8月)
  • JAL最安:12,020円(1月)
  • 繁忙期:25,000〜30,000円台

「車だけ3日かけて航送+自分は航空1時間45分」の組み合わせが、時間・費用ともに圧倒的に有利です。搬入から3〜4日後に車が博多へ到着するタイミングに合わせて航空券を取れば、福岡に着いたその日にそのまま埠頭で車を受け取れます。


総額シミュレーション — 普通車1台・1名移動の場合

実例として総額を出してみました。普通車(4〜5m)を沖縄→福岡、1名、自分で引き取りに行くシナリオです。

項目 アイランデクス利用 マリンカーゴ利用
無人航送(普通車) 57,000円+税5,700円=62,700円 64,000円(税込)
航空(ピーチLCC・通常期) 約8,000〜12,000円 約8,000円
福岡空港→香椎浜のタクシー(約30分) 3,500円 3,500円
総額 約74,000〜78,000円 約75,500円

およそ7万5千円——これがこの区間の標準的な総額です。繁忙期(GW・お盆)は航空券だけで2〜3倍に跳ね上がりますので、10万円を超えることもあります。

参考までに「那覇 → 鹿児島の有人フェリー(マルエー・マリックス)→ 鹿児島で下船後、九州自動車道で福岡まで自走」という代替案もあります。ただし総額96,900円+高速代・燃料代、さらに25時間の乗船+3〜4時間の自走となり、時間・費用の両面で不利ですので、現実的な選択肢とは言えません。


よくあるご質問(FAQ)

Q1. 那覇から福岡まで、人と車が一緒にフェリーで行けませんか?

この区間には旅客船が一隻もありません。博多着・北九州着ともに100%貨物RORO専用ですので、乗船できません。人は航空(約1時間45分)、車は無人航送(3〜4日)と分けて移動するのが唯一の方法です。

Q2. 無人航送でも車内に少し荷物を積んでいいですか?

アイランデクスと陸送ネットは「完全な空車が必須」と明文化されており、一切不可です。マリンカーゴだけが「多量は不可」という表現のため少量は相談の余地がありますが、定量的な基準の記載はありませんので、写真を添えて個別に確認する必要があります。結論としては「完全な空車が標準」とご理解ください。

Q3. どれくらいの日数がかかりますか?

博多への直行便(火 → 金)で約72時間(3日)、鹿児島経由便で約96時間(4日)です。北九州ひびきも72〜96時間の範囲です。ここに搬入の時刻と引き取りの翌営業日を加えると、全体のプロセスは「搬入から引き取りまで4〜5日」と見込んでおけば安全です。

Q4. 総額はいくらになりますか?

普通車で航送費62,700〜64,000円+航空8,000〜12,000円+埠頭までのタクシー3,500円=約74,000〜78,000円が標準です。繁忙期に航空券が上がると10万円台になることもあります。

Q5. いつ予約すればいいですか?

最低2週間前の予約が原則です。支払いの期限は出航の5営業日前です。3月9日〜4月12日ごろは九州〜沖縄間の転入・転出の繁忙期で受付自体が一時停止されますので、春の引っ越しをお考えの方は2月中旬までに済ませてください。


まとめ — 旅客船はないけれど「車だけ航送+自分は空路」でうまく回ります

一行にまとめるとこうなります。

「福岡ルートに旅客船はない。車は無人航送で3〜4日、自分は航空で1時間45分、総額はおよそ7万5千円」

車が届くまでの数日、あるいは下見のための短期滞在には、沖縄・福岡それぞれのレンタカーを日数分だけ借りるのがいちばん無駄がありません。準備に役立つリンクをまとめました。

旅の準備

質問・コメント この記事について気になることがあれば、お気軽にどうぞ

  1. junjin より:

    ワゴン(〜5M)を那覇から博多まで
    マリンカーゴ沖縄は64,000円税込
    アイランデクスは66,000円税込
    両方とも荷物入れて船送は禁止
    船送する2日前ぐらいには持ち込んで乗船場所まで移動必要

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