沖縄から本土へマイカーを送る — 選べる方法は「有人航送」と「無人車輸送」の2つだけ
転勤・移住・車の売買などで、沖縄の車を本土へ動かす必要が出てくることがあります。沖縄と本土は陸続きではありませんから、方法は海を渡らせるしかありません。そしてその渡らせ方は、実質2通りに絞られます。
ひとつは有人航送。鹿児島航路の旅客フェリーに、自分も車も一緒に乗って鹿児島まで渡り、そこから本土を自走する方法です。もうひとつが無人車輸送。車両輸送業者に車を預け、RORO船・貨物船で東京・大阪・名古屋・博多・鹿児島などへ運んでもらい、自分は飛行機で移動する方法です。
ここで大事なのは、那覇から本土へ人と車が一緒に乗れる船は鹿児島航路だけという点です。東京行き・大阪行きの船に自分も乗る、ということは現在できません(かつては可能でしたが2017年10月に廃止されています)。
この記事では、2社のフェリー会社の公式運賃と輸送業者3社の公表価格をもとに、料金・日数・予約タイミング・到着後の手続きまでをGO!GO!TOURが整理してご案内します。
まず結論 — 押さえておきたい5つのポイント
- 人も一緒に船に乗れるのは鹿児島航路だけ — 東京・大阪・名古屋・博多行きはすべて貨物船で、同乗できません
- 鹿児島・九州方面なら有人航送も現実的。関東・関西以東は「無人車輸送+飛行機」が有利になりやすい
- 無人車輸送の相場は那覇発で軽5〜7万円台/普通車6〜8万円台。ただし同じ区間で業者間2万円以上の差が出ることがあります
- 3〜4月は別世界 — 受付そのものを止める業者があり、料金も2〜3割上がるのが例年です
- 到着後がむしろ本番 — 変更登録・車庫証明に加えて、自賠責保険料が沖縄本島価格から本土価格に上がります
方法は2つ — 有人航送と無人車輸送の違い
まず全体像です。どちらを選ぶかで、費用も日数も、当日の動き方もまったく変わります。
| 項目 | 有人航送(フェリー) | 無人車輸送(貨物船・RORO船) |
|---|---|---|
| 中身 | 鹿児島航路の旅客フェリーに車ごと乗船。那覇港→鹿児島新港、上陸後は自走 | 那覇新港などで車を業者に預け、貨物船で本土の港へ。到着港で引き取り |
| 人の移動 | 車と一緒に乗船できる(運賃にドライバー1名分の2等旅客運賃相当額を含む) | 同乗不可。飛行機などで別移動 |
| 行き先 | 鹿児島(新港区)のみ | 東京・川崎・名古屋・豊橋・大阪・神戸・博多・北九州・鹿児島・仙台・苫小牧 ほか |
| 主な事業者 | マルエーフェリー、マリックスライン(2社共同運航) | 琉球海運(RKK)、マルエーフェリー、フジトランスコーポレーション ほか/窓口は車両輸送業者 |
| 向いている方 | 九州方面へ。船旅そのものも楽しみたい方 | 関東・関西以東へ。手間と総額を抑えたい方 |
無人車輸送を頼む相手は、正確には「船会社の代理店」にあたる車両輸送業者です。船の指定はできないのが一般的で、予約枠とスケジュールの都合で琉球海運になるかマルエーフェリーになるかが決まります。
なお、港の呼び分けにはご注意ください。旅客フェリーが出るのは那覇港(那覇ふ頭)、無人車輸送の搬入搬出は那覇新港が中心です。鹿児島側も旅客は鹿児島新港、フジトランス系のRORO船は谷山港と分かれています。
那覇発の行き先・便数・所要日数
無人車輸送で運べる主な行き先と便数の目安です(マリンカーゴ沖縄の公表値、2026年9月時点)。
| 行き先 | 那覇発の便数 | 所要日数の目安 |
|---|---|---|
| 東京(有明・若洲) | 毎週(木・日) | 3〜4日 |
| 大阪(南港) | 毎週(月・火・木・土) | 3〜4日 |
| 神戸 | 毎週(木) | 3〜4日 |
| 名古屋・豊橋 | 6日おきに1便 | 3〜4日 |
| 福岡(香椎浜) | 週5便(月・火・水・木・土) | 2〜3日 |
| 北九州(ひびき) | 毎週(月・金) | 2〜3日 |
| 鹿児島新港 | 2日に1便 | — |
| 仙台・苫小牧・八戸・川崎・玉島・坂出・広島 | 5〜6日おきに1便(名古屋にて積み替え) | 7〜10日 |
表を見ていただくと分かるとおり、東北・北海道・中国四国方面は名古屋で積み替えが入るため、日数が一気に伸びます。同じ「本土へ送る」でも、直航のある港かどうかで1週間近く差が出るということです。
ひとつ注意していただきたいのが、所要日数は業者によって公表値が食い違うという点です。那覇→東京は「3〜4日」とする業者と「約4〜5日」とする業者があり、那覇→名古屋にいたっては「3〜4日」と「約5〜6日」で傾向が逆になっています。配船や積み替えの有無による差と見られますが、いずれにせよ見積もり時に具体的な出港日と到着予定日を確認するのが確実です。
有人航送の料金 — 那覇⇔鹿児島の公式運賃
鹿児島航路の自動車航送運賃です。ドライバー1名分の2等旅客運賃相当額が含まれているのがこの運賃の特徴で、つまり「車の運賃を払えば自分の乗船代も入っている」形になります。
| 車長 | 那覇⇔鹿児島 乗用車 | 那覇⇔鹿児島 貨物車 |
|---|---|---|
| 3m未満 | 65,700円 | 81,900円 |
| 3〜4m未満 | 83,400円 | 102,920円 |
| 4〜5m未満 | 101,100円 | 123,940円 |
| 5〜6m未満 | 118,800円 | 144,960円 |
(マリックスライン 2026年9月2日乗船分〜の運賃表。税込・燃料油価格変動調整金込・ドライバー1名の2等旅客運賃相当額込)
読むうえでのポイントを4つ挙げておきます。
- 燃料油価格変動調整金が別建ての表もあります — マルエーフェリーの基本運賃表は調整金を含まない金額で、乗用車の場合その差額は12,600円(鹿児島⇔沖縄)。調整金は月ごとに改定されるため、時期によって総額は動きます
- 車種区分はサイズではなくナンバープレートの分類番号で決まります — 3・5・7ナンバーは乗用車、1・4ナンバー等は貨物車。つまり軽の4ナンバー(軽貨物)は貨物車扱いになります
- 車長は車検証の実寸で判定されます — ルーフキャリアなどで積荷が車長を超える場合は実長での運賃になるため、事前申告が必要です
- 同乗者は別途旅客運賃 — 那覇⇔鹿児島の2等が14,880円、1等29,760円、特等37,200円(燃調別)。なお自動車航送運賃と燃料油価格変動調整金には各種割引が適用されません
車長のあてはめ方の目安としては、軽自動車は規格上全長3.4m以下なので多くが「3〜4m未満」区分、一般的なセダンやコンパクトSUV(4.4〜4.7m級)が「4〜5m未満」、アルファード級(4.995m)は車種によって「4〜5m未満」か「5〜6m未満」に分かれます。
所要時間は、那覇7:00発 → 翌朝8:30 鹿児島着で約25時間30分。下り(鹿児島発)は18:00発→翌19:00那覇着で約25時間です。
無人車輸送の料金 — 業者3社の公表価格を並べてみる
ここがこの記事でいちばんお伝えしたい部分です。同じ那覇発・同じ到着港でも、業者によって金額がかなり違います。3社の公表価格表(すべて税込・港預け港受け取り、2026年9月時点)を並べたのが次の表です。
| 到着地 | アイランデクス(普通車/軽) | マリンカーゴ沖縄(普通車/軽) | 沖縄トータルロジ(普通車/軽) | 普通車の最大差 |
|---|---|---|---|---|
| 東京 | 71,500/59,400 | 73,000/60,000 | 82,000/70,000 | 10,500円 |
| 大阪 | 63,800/57,200 | 66,000/58,000 | 72,000/63,000 | 8,200円 |
| 名古屋 | 73,700/66,000 | 59,000/50,000 | 80,000/71,000 | 21,000円 |
| 福岡・博多 | 62,700/55,000 | 64,000/56,000 | 68,000/59,000 | 5,300円 |
| 鹿児島 | 58,300/51,700 | 61,000/52,000 | 65,000/57,000 | 6,700円 |
まとめると、那覇発の相場は軽で5〜7万円台、普通車で6〜8万円台。ただし名古屋のように業者間で2万円以上開く区間があり、しかも安い業者が区間ごとに入れ替わります。「東京はA社が安かったから名古屋もA社で」という決め方が損につながる、ということです。かならず複数社に見積もりを取ってください。
見積もりを読むときは、次の点もあわせてご確認ください。
- 料金は3ヶ月ごとに改定される — 燃料(重油)価格に連動して変動する仕組みを取る業者が複数あります
- どこまで込みの金額か — 燃料調整費(BAF)・保険料・荷降ろし料・放射線測定費用まで含む表示の業者もあります
- 港へのセルフ持ち込み・引き取りが前提の価格 — 自宅集荷や代行運転を頼む場合は別料金です
有人航送 vs 無人車輸送 — 総額で比べるとどうなるか
料金表だけを見ると有人航送は高く見えますが、あちらは自分の乗船代込みの金額です。公平に比べるには、本人の移動費と上陸後のコストまで足す必要があります。那覇→東京に軽自動車を持っていく場合で並べてみます。
| 項目 | 有人航送(鹿児島経由) | 無人車輸送(那覇→東京) |
|---|---|---|
| 船代 | 83,400円(本人1名の2等運賃込・燃調込) | 59,400〜70,000円 |
| 本人の移動費 | 0円(船代に含む) | 那覇→羽田の航空券が別途 |
| 上陸後 | 鹿児島→東京 約1,340kmの高速代・ガソリン代・宿泊費 | 0円(到着港で引き取り) |
| 所要 | 約25時間30分の航海+自走1〜2日 | 3〜5日(自分は飛行機で先に到着可) |
こうして並べると傾向がはっきりします。鹿児島・福岡など九州方面が目的地なら有人航送も十分に現実的。上陸してすぐ目的地ですし、船旅も体験できます。いっぽう関東・関西以東が目的地なら、無人車輸送+飛行機のほうが総額でも時間でも有利になりやすい、ということです。
鹿児島から東京まで自走する場合、高速代とガソリン代に加えて、14〜15時間の運転と宿泊が発生します。金額だけでなく、長距離運転そのもののリスクも判断材料に入れておきたいところです。
預ける前の注意 — 荷物・ガソリン・運べない車
無人車輸送で実際にトラブルになりやすいのが、この3点です。順に見ていきましょう。
| 項目 | 確認すること |
|---|---|
| 車内の荷物 | 原則「空車」。業者・航路によっては規定内で可の場合もありますが、扱いが完全に割れています。無断積載による直前の乗船拒否が頻発しており、その場合も輸送料金は返金されないのが一般的です |
| 貴重品 | 絶対に車内に残さないこと。海上輸送では車を動かすため、ドアロックがされていない状態の時間が多々あります |
| 荷物の補償 | どの業者も車内の荷物は補償対象外(紛失・破損・盗難) |
| ガソリン | 自宅から港まで代行運転を頼む場合は満タン指定が一般的(給油が必要なら給油手数料1,000円+実費、ガス欠状態は引き取り拒否)。セルフ持ち込み時の残量指定は依頼先にご確認を |
| バッテリー | 引き取り時点でバッテリー上がりの車は引き取ってもらえません |
| 自走可否 | 事故車・不動車・整備不良車(オイル漏れ、ブレーキ不具合など)は輸送不可 |
| EV(電気自動車) | 全航路で船積み不可としている業者があります。見積もり対応の業者でも、不具合や外傷のあるEV・ハイブリッドは不可。EVは事前確認が必須です |
| 低床車 | 最低地上高15cm未満は不可という業者、12cm以下は不可または割高という業者、専用カーパレットで対応可という業者に分かれます。スポイラー・マフラーの地上高を実測してから相談を |
| 大型・特殊 | 長さ5m以上/幅2m以上/高さ2m以上のいずれかを超えると特殊車両扱いで別途見積もり。改造車・旧車・高級外車も事前申告が必要です |
| 傷の記録 | 引き渡し前に全方向から写真を。軽微な傷は免責とする業者が多く、大きな凹みや傷がある車はそもそも補償対象外になります |
もうひとつ、意外な落とし穴があります。港の受付・現場作業員は輸送業者とは別会社で、個別の予約情報を把握していません。ナンバーや車体番号の伝達ミスで乗船を断られ、再手続き費用が発生する事例が増えているとのことです。持ち込み・引き取りの際は、予約内容を手元に用意して係員に正確に伝えてください。
予約のタイミング — 3〜4月は別世界です
日程の組み立てで、いちばん失敗しやすいのが予約時期です。
有人航送(鹿児島航路)の場合、個人の予約受付は乗船日の1ヶ月前の同日 午前8:30から。締切は、沖縄発の上り便は乗船の2日前17時まで(下り便は1日前)です。有人車・バイクは全区間予約制で、GW・夏休み・年末年始は満席になることがあります。予約時には車の長さと高さを伝える必要があります。
問題は無人車輸送の繁忙期です。ここは想像以上に厳しくなります。
- 3月9日〜4月12日頃は鹿児島航路の受付そのものを停止する業者があります(転出入繁忙期のため)
- 繁忙期の料金は通常比で20〜30%程度の値上がりが例年
- 3月下旬〜4月上旬に動かすなら、1月中旬頃には予約開始という感覚。先行予約は12月1日から始まります
- 港の手続き締切も変わります。繁忙期は行き先を問わず出港3時間前までに自動車航送手続きを終える必要がある(通常は2時間30分前)といった運用変更があります
- 手付金は引っ越し代金総額の1〜2割程度で、返金不可が一般的です
転勤の内示が出てから動くとちょうどこの時期に重なりがちです。日程が読めない段階でも、まず枠だけ押さえておくという進め方をおすすめします。
台風と欠航 — 到着日から逆算しないこと
沖縄発の海上輸送で、繁忙期と並ぶもうひとつのリスクが台風です。夏から秋にかけて沖縄周辺は台風の通り道になり、接近時は欠航・出港延期・抜港(寄港せず次の港へ向かうこと)が発生します。船が動かなければ、当然ながら車も動きません。
ここで知っておいていただきたいのが、業者の免責の範囲です。
- 天候・海象による欠航や遅延は、あらかじめ了承のうえで依頼する前提になっています
- 船が遅れても、港での保管期限や港の営業時間は延長されません
- 予定通りに到着しないことによる損害賠償には対応しない、と明記している業者もあります
つまり「◯日に必ず届く」という前提で予定を組んではいけない、ということです。到着予定日のあとに数日の余裕を確保する。これが最も効くリスク対策になります。
なお日程変更・キャンセルの扱いは比較的柔軟な業者が多く、船枠に空きがあれば日程変更は可能、入金後でも輸送日前の連絡なら全額返金という例もあります。ただし引き取り日当日のキャンセルや無断キャンセルは実費請求となりますのでご注意ください。
到着後の手続き — ここが見落とされがちです
車が本土に着いたら終わり、ではありません。転居を伴う場合、むしろここからが本番です。
| 手続き | 内容 | 費用・期限 |
|---|---|---|
| 変更登録(普通車) | 転居先を管轄する運輸支局で申請。車検証、住民票(発行後3ヶ月以内)、車庫証明、印鑑または委任状が必要。ナンバーが変わる場合は車の持ち込みが必要です | 住所変更から15日以内/手数料は窓口500円・OSS 450円(2026年4月1日改定) |
| 軽自動車 | 窓口は運輸支局ではなく軽自動車検査協会。手続き名は「自動車検査証記入申請」 | 必要書類は管轄の協会にご確認を |
| 車庫証明 | 転居先の警察署で取得。保管場所は使用の本拠から2km以内 | 手数料2,200円相当/証明日から1ヶ月が有効期限 |
| 自賠責保険 | 沖縄本島と本土で基準料率の地域区分が別です | 下記参照 |
| 自動車税 | 住所変更をしないと納税通知書が届きません | 転居後すみやかに |
| 任意保険 | 住所変更の届出が必要。地域区分で保険料が変わる場合があります | 転居後すみやかに |
このなかで、あまり知られていないのに金額インパクトが大きいのが自賠責保険です。自賠責の基準料率は地域で分かれており、沖縄本島と本土では次のように違います。
| 車種(24ヶ月契約) | 沖縄本島 | 本土 |
|---|---|---|
| 自家用乗用自動車 | 9,960円 | 17,650円 |
| 軽自動車(検査対象車) | 9,960円 | 17,540円 |
つまり沖縄本島から本土へ本拠を移すと、次回車検時の自賠責保険料が約1.8倍になります。輸送費の見積もりを取るときには出てこない数字ですが、本土での維持費として最初から織り込んでおくと安心です。
もうひとつ、車庫証明のルールも沖縄と本土で感覚が違います。沖縄県では軽自動車の車庫証明の申請は不要(那覇市・沖縄市に本拠がある場合のみ届出が必要)ですが、本土では届出が必要な地域が多くなっています。「沖縄では要らなかったから」で進めると手続き漏れになりますので、転居先の警察署でご確認ください。
そもそも送るべきか — 「送る/売る/借りる」を比べる
ここまで読んで「思ったよりかかるな」と感じられた方もいらっしゃるかもしれません。実は、車両輸送を手配する前に一度考えておく価値があるのが、そもそも今の車を運ぶ必要があるかという点です。
| 選択肢 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 送る | 乗り慣れた愛車をそのまま使える。買い替え費用が不要 | 那覇→東京で軽6〜7万円台/普通車7〜8万円台(+航空券)。数日〜1週間ほど車が使えない |
| 沖縄で売って本土で買い直す | 売却額を購入費に充てられる。輸送手続きが不要 | 沖縄の中古車査定には本土への輸送費が反映される構造があるため、思ったほど高値がつかないことも。複数社比較が前提です |
| レンタカーでつなぐ | 到着直後から動ける。短期ならいちばん身軽 | 長期になるほど割高。マンスリーは軽で1ヶ月96,800円という水準です |
判断の軸として、ひとつ具体的な目安を挙げておきます。軽自動車を那覇から東京へ送る費用(約6〜7万円)は、本土でマンスリーレンタカーを1ヶ月借りる費用(軽で96,800円)より安い、ということです。つまり1ヶ月以上その車に乗る予定があるなら、送ったほうが得になりやすい。逆に数週間の滞在で終わるなら、送らないほうが合理的です。
現実的にいちばん多いのは、輸送は手配しつつ、車が届くまでの数日はレンタカーでつなぐという組み合わせでしょう。転居直後は手続きや買い出しで動き回ることになりますから、空白期間の足は確保しておきたいところです。
車を預けてから届くまでの数日、あるいは下見のための短期滞在には、必要な日数だけレンタカーを借りるのがいちばん無駄がありません。
- 沖縄のレンタカーを探す(GO!GO!TOUR) — 車を預けたあと、出発までの数日に
- 福岡・九州のレンタカーを探す(GO!GO!TOUR) — 九州方面へ移られる方の到着後の足に
よくあるご質問
Q1. 車と一緒に船に乗れますか?
乗れるのは鹿児島航路だけです。マルエーフェリーとマリックスラインが運航する那覇⇔鹿児島の旅客フェリーであれば、車ごと乗船できます。東京・大阪・名古屋・博多行きはすべて貨物船で、同乗はできません。かつては本土⇔沖縄の船便にドライバーが同乗できましたが、2017年10月に廃止されました。
Q2. 車内に荷物を積んだまま送れますか?
業者と航路によって扱いが割れています。「一切認められない」とする業者、航路ごとに可否を定める業者、「後部座席とトランク内・窓ガラスより下・固定が条件で規定内なら可」とする業者があります。共通しているのは車内の荷物はどの業者でも補償対象外という点と、無断積載で乗船を断られた場合も輸送料金は返金されないという点です。原則「空車」と考え、積みたい場合は依頼前に航路単位でご確認ください。
Q3. 何日で着きますか?
九州方面(博多・北九州)で2〜3日、東京・大阪・名古屋で3〜4日というのが目安ですが、業者によって「約4〜5日」「約5〜6日」と公表値が異なります。仙台・苫小牧・川崎など名古屋で積み替えが入る航路は7〜10日。見積もり時に具体的な出港日と到着予定日を確認してください。
Q4. 費用はどれくらいですか?
無人車輸送なら那覇発で軽5〜7万円台、普通車6〜8万円台が相場です。ただし同じ区間でも業者間で2万円以上の差が出ることがあり、しかも安い業者は区間ごとに入れ替わります。有人航送(那覇⇔鹿児島)は乗用車3〜4m未満で83,400円、4〜5m未満で101,100円(本人の2等運賃込)です。
Q5. EVや車高の低い車も送れますか?
EVは事前確認が必須です。全航路で船積みを受け付けていない業者もあります。低床車も「最低地上高15cm未満は不可」「12cm以下は不可または割高」「専用カーパレットで対応可」と業者で対応が分かれますので、スポイラーやマフラーの地上高を実測したうえでご相談ください。
Q6. 到着したらすぐ乗れますか?
引き取り後の走行自体は可能ですが、転居を伴う場合は住所変更から15日以内に変更登録が必要です。あわせて転居先での車庫証明、任意保険の住所変更も。次回車検時には自賠責保険料が沖縄本島価格から本土価格に上がる点も覚えておいてください。
まとめ — 目的地で方法が決まり、時期で難易度が決まります
沖縄から本土へマイカーを送るとき、判断はシンプルです。目的地が九州方面なら有人航送も十分あり。関東・関西以東なら無人車輸送+飛行機。まずここで方法が決まります。
そのうえで押さえるべきは3つ。必ず複数社に見積もりを取ること(区間によって2万円以上変わります)、3〜4月と台風シーズンは日程に余裕を持つこと(受付停止や2〜3割の値上がりが現実に起きます)、そして到着後の手続きと自賠責の変化まで含めて予算を組むことです。
車が手元にない数日間をどうつなぐかも、あわせて考えておきたいところです。出発前も到着後も、必要な日数だけレンタカーを借りるのがいちばん無駄がありません。
- 沖縄レンタカー(GO!GO!TOUR) — 車を預けたあとの数日に
- 福岡・九州レンタカー(GO!GO!TOUR) — 九州方面の到着後のつなぎに
- おすすめモデルコース — 沖縄最後のドライブの日程づくりに
※本記事の運賃・料金は2026年9月時点で各社が公表している内容をもとに整理したものです。燃料油価格変動調整金は月ごとに、無人車輸送の料金は3ヶ月ごとに改定されるほか、フェリー運賃には認可申請中のものも含まれます。実際のお申し込みの際は必ず各社の最新情報をご確認ください。


